就職差別?
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生活のための仕事とは別に生きがいとしての仕事を持つことも重要なことだと思います。私の周辺の国際カップルを見ても、パートタイマーの仕事を持っている奥様は少なくありません。 とは言え、山奥なので、キノコ栽培の工場や、電気部品の組立工場、スーパーの裏方など近所や友人の紹介などで、言葉が重要ではない単純作業などのパートの仕事を見つけるパターンがほとんどです。 甘えが許されない家族以外との関わりを持つことも成長の大きな刺激になることでしょう。できれば専業主婦でという思いもありますが、家で1日過ごしていることも当人にすれば飼い殺しに思えてしまうのでしょうし、自分で自由になる小遣いは自分で稼ぎたいという自立心も大切なことかもしれません。 友人の日露カップルから興味深い報告が入りました。子育ても落ち着いてきて、パートの仕事に出たいと考えていた奥さんが求人雑誌で見た食品会社に電話をしました。 面接の日取りまで話は進んでいたのに、突然「外国人は採用しない」と話が変わり、奥様は大ショック。誠意を持って断れば波風は立たなかったのに、偉そうに門前払いのような態度だったようです。 ご亭主も「これでは外国人に対する就職差別だ!」とハローワークに問い合わせたところ、以前から募集の条件と実際の給与支払いや休日などでトラブルがあった会社だったらしく、労働基準監督署や法務局まで話は飛び火ししてしまいました。 ハローワークからもその会社に指導が行くようですが、人権問題として法務局の人権擁護課まで動いてくれるようです。雇う側も甘えが許されない時代になりましたね。 もともと問題があった会社とは言え、断るにしても礼節を欠き、外国人と見下した結果が思いもよらぬことになりそうですが、一人の外国人奥さんのために日本の行政がここまで動いてくれることを誇らしく思えました。ロシアの政府が一市民のために動くことなどまずありえないでしょう。さらに、日本人の夫の尽力があってこそ!と評価してもらえると嬉しいのですが、 行政改革の賜物というべきか、世代交代したからというべきか、私が役所づとめしていたころは「できない理由を複数言えるように心がけろ」と年がら年中上から言われていた体質が変化したと感じました。後は税率が下がることを願うだけです。 ところで、就職差別された当人は「もう、こんな会社で働く気は無い」とサバサバした模様で、むしろ、事前に問題のある会社とわかって不幸中の幸いだった気もしますが、夫婦でこの問題に取り組んでいます。 一頃の就職難時代の流れを引きずって「働き手はいくらでもある」とばかりに、従業員使い捨てのような企業がまだまだありますが、人を見下し粗末にするとどこかでしっぺ返しがくるのが今のご時世。 あいまいな気持やお金にだけ執着して仕事に付くと、働く側にもよからぬ付回しは来るものですが、働くことを楽しむよう心がければ良い人間関係が生まれたり、新しい視野が開けてくるものです。 07.3/30 |