暖冬

 この何年か暖冬が続いているウラジオストクですが、今年は例年に無い暖冬。寒くないことはありがたいことには違いありませんが、「冬暖かい年は夏が寒くなることが多い」と懸念する声もあります。

 ウラジオストクの西には砂漠化が進んでいる中国大陸があるために、3月になると大気中に黄砂が混じり、自動車が埃でコーティングされたようなひどい有様になります。

 「洗っても2−3日すれば汚くなってしまうので洗車なんかめったにしません」と友人は言います。せっかく日本人がきれいに乗ってきた中古車なのに。

 「冬は黄砂や石炭の煙で空気が汚れていますが、雪が降ると空気の汚れが雪と一緒に地面に落ちるので、道路が真っ黒になります。」

  気温が低い1月2月の雪はサラサラしていて乾いた雪ですが、温かくなってから降る雪は湿っていて滑りやすい雪です。

 いつもはホームレスが居座っている地下道の入口の階段ですが、湿った雪が降るといなくなります。

 体が乾いていれば氷点下30度、40度でも過ごせますが、体が濡れると夏でも凍死はありえます。

 水分を外にはじき出すアクリルや毛糸製品は冬の必需品で、木綿の肌着など身につけていて凍ることもあります。

 湿った雪が多い日本では雪道にはゴム長靴ですが、乾いた雪が多いロシアでは皮のブーツが主流です。春先の湿った雪はブーツの皮を濡らすので手入れも大変です。

 雪の降る日の楽しみは?温かい家の中で本を読んだり、家族と談話したりとゆったりと過ごすことで、最高の対処法は「やることがなければベッドにもぐって眠り続けること。」冬は冬眠の季節です?

07.3/7