挨拶

 国連の公用語は英語、フランス語、ロシア語、中国語、スペイン語、アラビア語の6つの言葉だそうです。日本の場合、通訳の英語から日本語に翻訳されて伝えられるようです。

 英語、スペイン語、フランス語などは公用語としている国も多く、アラビア語も北アフリカから中東にかけて広く使われている言葉です。使っている国が少なくマイナーと言われればそれまでの中国語やロシア語は一応戦勝国の言葉。

 これらの国の言葉には日本にいても接する機会が少なくないと思います。日本ではロシア語よりもアラビア語に接する機会のほうが少ないような気もしますが、目立たないだけでアラビア語圏の人たちのほうが数多く住んでいると思います。NHK教育テレビでもロシア語会話の時間帯がアラビア語に乗っ取られてしまいました。

 「ウラジオストクは日本や中国、韓国が近いからあまりアラブに視線が行きませんが、モスクワなど西のロシアでは世界中の商品が集まるドバイなど流通の拠点で、アラブに生活用品の買い付けに行く人も少なくありません。」

 エジプトはソビエト時代からロシアとの関わりが深く、太平洋艦隊などロシアの艦隊が航海する時も立ち寄る拠点でした。ソビエト製の自動車がたくさん走っていたり、近年ではロシア人の観光旅行客も多い土地です。

 サウジアラビアに次ぐ世界第二位の石油埋蔵量を誇るロシアですが、OPECもロシアを巻き込むことで発言力を増し、なかなか原油価格が下がってくれません。ロシアとアラブで世界の石油を牛耳っていると彼らが自慢するのもわかりますが、「ガソリン価格が高くなってロシア市民も苦しんでいる」と言う一面もあります。

 「ロシアは政治的には大きな力を持っていますが、世界的に見ればロシア語はマイナーな言葉だと思います。日本の北海道や新潟など、ロシア人が行くショップではロシア語のできるスタッフがいるので、日本人は熱心だと思います。」と言う人もいます。

 中国人観光客がよく来るウラジオストクでは中国系資本がたくさん入っていることもあり、中国人がよく行く店には中国語のできるスタッフがいるものですが、日本人観光客は少ないのでそこまでサービスしてくれません。

 それでも、ウラジオストクの街中を歩いていると、商店などでこちらが日本人だとわかると「こんにちわ」「ありがとう」など日本語を使って挨拶してくれる店員も多いです。もちろん、そのほとんどは挨拶だけですが、それほど日本人が多く買い物に来るわけでもないのに、その気配りに親しみを感じるものです。逆に、日本でせめて挨拶だけでもロシア語でできる人はどのくらいいるだろうか?

 ロシアに興味がない人でもこれからロシア人と接する機会も少なくないと思うので、ズドラーストビーチェ(こんにちわ)とスパシーバ(ありがとう)くらいは憶えておいてもいいかと思います。

07.2/26