重機

 会員さんがウラジオストクで写してきてくれた写真です。

 原油高で世界第二位の産油国ロシアは未曾有の好景気に沸いていますが、東の外れのウラジオストク間でその余波はなかなか届いてきません。

 ウラジオストクまで景気の波が来る頃にはバブル崩壊するだろうと意地い見方もできますが、最近は古い建物を取り壊して新しいビルを建てる動きもよく見られるようになりました。

 良い物を作って長く使うのが伝統ですが、ソビエト時代に効率優先で作ったプレハブ住宅など既に寿命が尽きているとも言われています。

 住人移住させて新しいビルを建てる流れにはまだなっていませんが、主動く住宅ではなく、戸建ての住居が立ち並んでいた土地を買収して新しい建物を建てることが多いようです。

 広大な国土を持つロシアですが、ウラジストクは狭い半島に80万印とも言われる人々が密集して住んでいる過密都市で、土地も既に限界に来ています。

 上の写真を拡大してみると「安全第一」の文字が書かれています。ロシアの土木業界でも同じなんだなあと感心しつつも、日本語で書かれていたって彼らにわかるはずもありません。

 もちろん、日本の中古重機です。中古自動車は関税が厳しくなり輸入制限されている一面がありますが、重機也トラクターなどに関してはその規制がゆるいので、重機を買い付けに日本に来るバイヤーも増えています。

 北海道から積み込まれる重機が多いようですが、重機は個別登録されていなかったり、エンジンの起動が簡単なので、日本の工事現場から盗まれて極寒のロシアで働く重機も多いと思います。

 こちらは韓国製の重機。エンジンは日本製のエンジンが使われていたり、価格が安いので需要はあるそうですが、やはり最近になって耐久性の問題がささやかれるようになっています。キャタピラーと足回りにガタが出やすいと言われていますが、韓国も戦車を自国生産しているので、製鉄の微妙な技術の差が出ているのでしょう。

 こうした機械で一番故障が多くなるのは油圧の部分だと思いますが、「日本性の部品を使っているか、買う前に調べる」そうです。油圧は必ず弱い部分に力が集中して壊れるので、一転豪華主義が通用しない部分です。

 2−3年前から中国向けに輸出される日本の重機が増えていますが、浮き沈みの激しい中国なので、破綻した中国企業から日本製の重機を安く買い叩いてロシアにもって来ると目論んでる連中もいます。目線を変えればビジネスチャンスも多い国かもしれません。

06.5/7