綏分河
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綏分河(スイフンヘ)は黒龍江省の東、ロシアと国境を接する街です。年配の方にはスイフンガという名前のほうが馴染み深いでしょう。 1945年8月9日、アルセーニエフを出陣したソビエト軍の第一陣がここから満州になだれ込んできた街です。 現在では中ロ国境貿易の経済特区です。 中ロ国境に近い街には何箇所か経済特区があり、有名なところはこの綏分河と、アムール(黒河)を隔てて国境を接するブラゴベシチェンスクと黒河市があります。 ウラジオストクの人々が気軽に”中国に買い物に行く”と聞いて驚く人も多いですが、国境を陸路で接する国と四方を海で囲まれた国では感覚が異なります。 季節の変わり目になると綏分河に買い出しに行く市民は多いです。 |
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90年代、ソビエト崩壊後の物不足の時代、中国や韓国から商人がロシアに入り込んできて、中国市場や韓国市場という露天の市場が存在していましたが、今はこうした市場も姿を消しています。 かつてはVisa制度の違いで、中国人は一度ロシアに入国すると数ヶ月は再入国できず、ロシア人は何回でも中国のビザが取れたので、中国人の店の荷物をロシア人が運ぶキルピッチ(ロシア語でレンガの意味。四角い荷物がレンガのようだったから)などと呼ばれていました。ウラジオストクではチェルノキなどとも呼ばれているようです。 最近は個人商店が自分で買い付けに行くことが多くなりましたが、それも大型店舗が出現することによってだんだんに少なくなっているようです。 頻繁にレギュレーションが変わる関税との駆け引きもあり、重い荷物を運ぶ体力と頭を使う仕事です。 |
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ロシアの冬の必需品の毛皮も現在ではそのほとんどが中国製。原材料の毛皮はロシアから中国に行くようですが、こうした毛皮類の加工は北京や、毛皮とは縁のない暖かい広東省などでも行われているようです。 本当に良いものはロシアで作っているようで、オーダーメードの毛皮のコートなどもあるようです。 北京では地方から出てきた不法移民(都市戸籍がないために都市に住めない人々)が、当局の目を掠めながら安い労働賃金で毛皮の加工をしているドキュメントを見たことがあります。 ロシアは毛皮が安い?その意見にはYesともNoとも答えられません。毛皮のコートなら10万円が一つの目安ですから、安いとは言いかねます。 |
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学生時代東京にいた頃、ブティックのウィンドウにミンクの毛皮のコートがあり、100万円の札が付いていて目を疑ったことがありました。売れないでそのまま飾られていたので、こんな高いもの誰が買うものかと思っていたら、そのうち値段が150万円に上がりほどなく売れました。 わかんねぇもんだなぁと、ご祝儀相場にあきれたものですが、暖かい東京で毛皮は必要ないと思います。 子供の頃、我が家の界隈でイタチやミンクを飼っている家がありました。私の祖父はウサギを飼っていて、冬毛が生えてくるとゴボウや大根と一緒に鍋に入っていました。 今頃の季節になると怪しげなおじさんが毛皮を買い付けにきていたことなどを思い出します。 ウラジオストクは100年前、毛皮貿易の拠点としてにぎわった街です。 |
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ウラジオストクの代表的なディスコステルスの綏分河支店。 ミラーボールとレーザー光線が売り物です。ソビエト崩壊後に日本に来た船員が学んで帰ったようですが、ハルビンではロシアからこうしたアイデアを学んでいるようです。 レストラン、バー、ディスコティック、カラオケ。ロシア語でもカラオケで通じる日本の文化。 買出しや仕入れに来たらナイトクラブで人踊りがロシアの老若男女問わずの楽しみで、ウラジオストクのディづこよりも盛っています。 |
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家電瀬品の専門店。中にはたくさんの中売り業者が入っています。以前は何でも屋が多かったのですが、最近はだんだん専門的になってきているようです。 一頃は有名ブランドのまがい物の店もありましたが、ロシア人はブランドネームに惑わされないので、あまり意味がないみたいです。 SonyのジーンズやYAMAHAの腕時計など本国日本でもお目にかかれない品物もありますが、よくなければ誰も買わない。 綏分河で売っているものは安いけれど品質は悪いそうで、良い毛皮を買おうと思ったらハルビンまで足を延ばすようですし、工業製品も韓国や日本まで買いに来ます。 必要なものをここで調達と言ったところでしょうか? 日本的な視線からはなかなか理解できないロシアの生活の断片ですが、参考になさってください。 |
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国境貿易では中国からロシアに一人当たり50kgまでの荷物の輸入が免税で認められていましたが、ロシア国内の産業を保護する目的から今週、ついに免税枠が35kgに下げられる条例が決まったようです。 ウラジオストク市民のみならず沿海州各地に国境貿易の品物が行き渡っていますが、今後値上げが予想されるので、市民の生活を直撃しそうです。 06.1/28 |