ポスト

 ロシアの郵便事情は慨して良くありません。日本からモスクワまでは順調に行くのですが、そこから先がどうなっているのかまったく見当がつきません。

 モスクワからウラジオストクまで列車で運んだ場合たっぷり一週間かかりますが、通常、そういうのをSAL便と言います。ロシアはSAL便の対象国ではありません。

 通常、日本から送ったエアメールが到着するのに2週間ほどが一つの目安になっています。

 エリツィン政権末期からプーチン政権に変わった頃は1週間ほどで到着することもありましたが、最近は懐かしきロシアに戻りつつあります。

 重要な書類などはEMS(国際書留郵便))で送るのが確実で、EMSもこのところ10日前後かかりますが、確実に届きます。

 早く確実にというのならDHL(国際宅配便)がウラジオストクでも使えますが、びっくりするほど高額です。

 郵便局はポーチタ。ポスト(投函箱)はヤシック(箱という意味)と呼びます。

 メールで便利なご時勢ですが、郵便のお世話になることは多いものです。

 特に結婚してからは里帰りの時に必要な着替えや子供の紙おむつなどをEMSで送ったり、時間はかかるが安価な船便で送ることも多いですし、向こうからこちらに来る時も同様に身の回りのものを船便などで送ることも多くなります。

 クリスマスカードなどもよくやり取りするものです。先に述べたような郵便事情なので、いつ届くかは怪しいものの、気持ちは届きます。

 電子メールが届けることができるのは”言葉”ですが、郵便は手紙と言う立体的なものを届けます。 

 ウラジオストクの郵便事情の問題は配達にもあり、アパートの入口の集合ポストに配達されても、間違えていることも多かったり、紛失することも多いようです。

 そのため、個人で最寄の郵便局に私書箱を借りている市民も多いです。仕事の帰りなどに立ち寄って確認し、持ち帰ります。

 郵便局のもう一つの顔はインターネットルームがあることで、パソコンは持っていなくても郵便局のインターネットでWEBメールにつないでメールのやり取りをするのが一般的です。

 年配の人でもメルアドを作ってメールをやっていますが、こうしたことをするのは圧倒的に女性が多いです。寡黙なロシア男性はメールにも寡黙?

 ロシア版ゆうパック。

 郵便事情が郵便事情なので小包も心配ですが、この2−3年力を入れているようです。

 友人の利用している郵便局では私書箱に小包が届いた通知が入っていて、それを窓口に持っていって身分証明書を提示して受け取るそうです。

 日本から物を送るときの要注意は関税がかかることで、プーチン政権になってから特に厳しくなっています。

 必要でない物は送らないのが基本で、プレゼントのつもりで贈ったものが、それ以上に高額な税金がかけられて迷惑をかけることにもなりかねません。何より、物で人の心をつろうという下心は災いを招きます。

 日本では郵便局のイメージカラーと言えば赤ですが、ロシアでは上のポストのように水色です。

 パトカーも白とこの色なので、ちょっと感覚が異なる部分です。

 日本で郵便局の配達車として活躍してきた軽ワゴンも、所変われば・・・。

 コカコーラのイメージカラーの赤に似ているからこんな形で再使用されています。

06.02/12