Каниклы Любви

 まずは聴いてみて下さい。

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 「Каниклы Любви」という1960年代半ばにソビエトで大流行した歌を、現在のロシアのポップ歌手がリニューアルしたバージョンです。

 ”蒼い海のそばに、あなたと私。空には太陽が輝き、カモメが輪を描いて舞い飛びながら、空と海のように仲良しの私たち二人を祝福してくれる”

 海で過ごす恋人達の歌で”синего моря (青い海)”と言う別名もありますす。

 でも、どこかで聞いたことがある歌だと思いませんか?

Каниклы Любви 

У моря у синего моря
Со мною ты рядом со мною
И солнце светит лишь для нас с тобой
Целый день шумит прибой
Прозрачное небо над нами
И чайки кричат над волнами
Кричат, что рядом будем мы всегда
Словно небо и вода

Смотрю на залив и ничуть не жаль
Что вновь корабли уплывают вдаль
Плывут корабли, но в любой дали
Не найти им счастливей любви

А над морем над ласковым морем
Мчатся чайки дорогой прямою
И сладким кажется на берегу
Поцелуй соленых губ



А звезды взойдут и уснет прибой
Дельфины плывут мимо нас с тобой
Дельфины дельфины другим морям
Расскажите, как счастлив был я

Ты со мною ты рядом со мною
И любовь бесконечна как море
И солнце светит лишь для нас с тобой
Целый день поет прибой
Целый день поет прибой
Целый день поет прибой

 

 日本では”恋のバカンス”の題名でザ・ピーナツが歌って1963年代に大ヒットした歌で、もちろん日本の歌です。日本ではある程度の年齢の人なら誰でも知っている歌でしょうが、ロシアでもある年齢以上の人なら必ず知っているといわれるほど大ヒットしたそうです。カバーしたのはニーナ・パンテーエヴァという歌手で、往年の大歌手だそうです。

 その後もさまざまな歌手がカバーし、あるときはロックにアレンジされ、あるときはディスコ、あるときはバラライカで演奏されるなど、広くロシアになじんでしまった歌です。日本に特派員として駐在していた国営放送局の職員ウラジーミル・ツヴェートフさんが、お気に入りのザ・ピーナツのレコードを持ち帰りラジオで流したら評判が良く、ロシア語の歌詞をつけて流行らせてしまったそうです。大ヒット映画のテーマソングにもなったので広く知られています。

 数年前のロシアの正月番組で有名な歌手がこの歌を歌ったところ、リバイバルヒットしてしまい、若い世代も知ることになったそうです。

 今年の5月、ロシア語で”ピーナツ”を意味するアラヒスと言う双子のグループがこの歌をカバーし、日本でもそのレコードが発売されているようです。この歌が日本の歌だと気がついていないロシア人も多いです。

 日本人とロシア人はメロディーの聞かせどころの感性が似ているので、お互いが好む曲調がとても良く似ていると感じます。流行り廃りは時の流れですが、残って”懐メロ?やトラディショナル”になる流行歌はメロディーラインがしっかりしたものが多いのも似ています。

 赤いカーテンに閉ざされていたソビエト時代でしたが、”恋のバカンス”の用に大ヒットとまでは行かなくても、日本のメロディーにロシア語を乗せて歌われていた歌はたくさんあるようです。いしだあゆみの”ブルーライト横浜”や梓みちよの”こんにちわ赤ちゃん”もロシア語でカバーされていたようです。これも調査してみます。

 考えてみれば日本で大ヒットした”百万本のバラ”もまだソビエトの赤いカーテンでさえぎられていた時代の流行歌ですが、いつの間にか日本に入り込んでいて、すっかり日本人の心に溶け込んでいます。文化とは素晴らしいもので、心に響くものは国境がありません。第二第三の”恋のバカンス”や”百万本のバラ”が出てくることを楽しみにしています。

 ”恋のバカンス”の作曲者の宮川泰さんが今年の3月21日に亡くなっていたことを知ったのは、恥ずかしながら最近で、ウラジオストク事務所とのやり取りの中で知りました。

06.6/1