外国語?

 日本の富山からロシアのウラジオストクを就航する定期客船のRUS号の船内。

 非常時の誘導案内や備品にプレートが付けられています。

 左の写真の消火器は上からハングル、英語、中国語です。「消」の文字が微妙に日本の漢字と違います。

 ちなみに、日本とロシアの間を就航している定期客船です。

 「ロシア人なら一目見れば消火器だとわかるから、書かなくても問題ない。日本人だって英語と漢字でわかるでしょう。これは、この船に乗った外国人にわかりやすくするためのプレートです。」

 あなたも外国人でしょう!ここでは私もか?

 非常ベル。これもハングル、英語、中国語です。

 最初、「非常鐘」と書かれた漢字が「非常識」に見えてしまいました。中国ではこう表現するのかと勉強になりました。

 こんなの、直接スイッチ入れて鳴らすものではないのですから、いちいち表示しなくたってよさそうなものですが、できれば中国語とハングルには読み方も書いておいてもらうともっと勉強になります。

 稀にシベリア鉄道や自転車でユーラシア大陸横断する欧米人が、日本へ立ち寄る時や日本から向かう時に利用することはありますが、乗客のほとんどはロシア人と日本人少々の生活路線。韓国人や中国人が乗ることなど本当に稀でしょう。

 日本語とロシア語がない。

 氷山とぶつかって沈没する時に明暗を分ける救命ボート。ここにもロシア語と日本語はありません。

 「ロシア人なら英語のわからない人だって絵を見ればなんなのかわかりますよ。日本人は英語がわかるのですし、この漢字なら日本人だってわかるでしょう。」

 わかっていても”日本語で書かれていなかったからわからなかった”とゴネる人が最近多いんだよ。

 「そういう馬鹿な人は海に沈んで死んでしまいますから、問題になることはありません。」

 そうだよね。それって基本だよね。あなたの国では。

 ゴネる御仁はご自慢の海に沈まないヴィトンのスーツケースに乗ってもらえばいいんだよね。

 免税店の「税」の文字も日本の漢字と中国の漢字では微妙に違います。

 売れないものを税込価格より高く販売しているので誰も買わないと言われる船内免税店。

 利用者の大半は日本に自動車や工業製品を買い付けに来る人たちや、実家に里帰りする日本在住者達なので、クルージングを楽しむ客船とはぜんぜん違います。

 通勤電車に車内販売がないようなものです。

 豪華である必要はなく、快適であれば良い。生活路線です。

06.1/22