魚介類
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ウラジオストクは海辺の街です。 広大な国土を持つロシアですが、海辺の町は意外なほど少なく、それもそのはずで、想像していただければわかるとおり、ほとんどの海岸線は北極海にあるため冬は凍結するどころか人が住めるような土地でもありません。 ウラジオストクは太平洋に向かってロシアがやっとこたどり着いた不凍港です。 不凍港といっても写真の海岸公園の近くは水の流れが少ない湾の中なので、厳冬期は凍結して海の上を歩けます。 この岬のレストハウスには魚介市場があります。 |
| 日本海やオホーツクに面した外海では帆立貝の養殖も盛んで、最近は一番多く輸出されるのは中国向けだそうです。 中国では貝類を干して食べることが一般的で、そのほうが味が良くなるからだそうですが、貝や魚を水槽に入れて、生簀から直接料理して食べるのが高級レストランの自慢です。 北朝鮮の船を規制するために作った日本の油賠法の一番の打撃を受けたのはロシアの漁船で、そのほとんどが保険に入っていないために日本の港に寄港できる船が極少数です。 そのため、少しでも単価の高い魚介類を輸出しなければならないので、カニやウニなどが多くなり、単価の安いホタテの日本向け輸出は少なくなったといわれています。 ホタテはウラジオストクでもよく食される貝で、貝柱を茹でてマヨネーズをかけたホタテサラダが一番簡単な料理です。 |
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ウラジオストクはカニが安いといわれていますが、私はカニを食べられないので、日本とどのくらいの差があるのかわかりません。表示金額はルーブルなので、4倍すれば日本円の値段になります。 会員さんの中にはここでカニを買って、ホテルで夜食とつまみ代わりにする人もいますが、私はカニの匂いが苦手なので、”匂いが苦にならないですか?”と聞くと「あの香りがたまらないんだよ。」 バーベキューにカニを丸ごと買って行って、焼いて食べた会員さんもいます。一面に立ち込めるカニのにおいを想像するだけでゾッとしますが、ロシアの人たちもこの香りは苦にならないようで、カニを好きな人は多いです。 ウニは嫌いだという人がまだ多いのですが、最近は寿司の影響か、日本からの影響か?ウニを食べられる人が増えています。 |
| ナホトカに商取引に来た日本人の通訳をした友人が言うには、生牡蠣食って中った日本人がいるそうです。 広島など一部の地域の一部の季節しか生牡蠣は食べられないと聞いていますが、世界どこでもいつでも食べられると勘違いしている日本人は少なくありません。 友人はやめろと止めたそうですが、「こうして食べるのがおいしいんだ」とペロリとやってしまったそうで、なま物を食べつけている日本人だから大丈夫だろうと思ったものの、大丈夫でなかったようで、病院に連れて行ったり、帰国を遅らせる手続きをしたりと大変だったそうです。 牡蠣はA型肝炎の元になるウィルスが寄生していることもありますし、だいたい、生で食べることなんて想定していませんから、日本のように細かくチェックしていません。生牡蠣などもってのほかです。 |
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暖かい海と違って寒い海は最近は少ないものの、イカやタイなど海の生き物には腸炎ビブリオ菌が付着しているので、下痢の元です。腸炎ビブリオ菌は淡水で洗うと死滅します。 淡水性の魚などには肝炎ジストマ菌が寄生しており、美食家で有名だった陶芸家の北王路魯山人はタニシを食って肝炎になり死んだといわれています。海と川の両方を往来するサケなど肝炎ジストマと腸炎ビブリオのダブルパンチもあります。 肝炎ジストマ菌も腸炎ビブリオ菌も冷凍にすれば死滅しますが、冷凍しても−5度程度の冷凍では生き残るアニサキスという寄生虫がいます。サバなどに寄生していることが多く酢でしめても死にません。ロシア人の国民食のニシンにもいるといわれています。胃や腸にもぐりこむので激しい痛みを伴うそうです。 海辺のウラジオストクは日本同様に魚介類を受け入れてくれるし、刺身にも抵抗が少ないので嬉しいけれど、マニアックなことはやらないほうが無難です。生ものにはくれぐれもご注意を。 06.4/30 |