フィジカル

 ロシア人は中年以降に太ると言われていますが事実でもあり、偏見でもあると考えています。

 むしろ日本人のほうが太りやすいのではなかろうか?と私は実体験から感じています。

 まだロシア人との接点が少なかったソビエト時代にロシア女性に関する情報と言えば、ソビエト政府の幹部が外遊するさいに奥様方がテレビに写る程度で、市民が粗末な食い物食ってるときに、こいつらは特権階級でいい物を食っているもんですから体格が良い。

 ブレジネフが死んだ時、葬儀に参列していた夫人などコロコロ太った巨大なアナグマのような顔をしていました。お夫の死を嘆くブレジネフ夫人を慰めるために、他の高官のご婦人方が寄り添って抱き合っていましたが、これまた似たり寄ったりで、抱擁をしていると言うよりも、もろ差しになられてカンヌキで防戦する力士のような光景でした。

 ゴルバチョフ夫人のライザさんが出てくるまで、ロシアのファーストレディーと言えばアナグマ系ばかりでしたが、私の印象としてはきるものなども地味で彩を感じさせませんでした。ゴルバチョフ時代はUSAもブッシュ・パパの時代で、今度はこちらのファーストレディー(現大統領のママ)がアナグマ系でした。

 今のロシアではゴルバチョフに対する評判は良くないのですが、「ライザ夫人は太らなかったのではない。太れなかったのだ。なぜなら彼女は夫を残して早く死んでいる。彼女は健康ではなかったから太れなかったのだ。」と言う人々もいます。美人薄命といったところでしょうか?太れることは健康な証かもしれませんが、またこれが健康を害する要因でもあるので良し悪しです。

 私など骨太が多い山奥に住んでいますが、時折、東京などの都市に出かけていくと、自分が田舎風の体系になっているなと感じます。農業や林業など体を使う仕事をするから体つきも当然変わってくるものです。着ているものの着こなしもあるのでしょうが、都市部の人たちが小柄に見えます。

 雪の多い土地から出てくる人は背中を丸めてベタ足で歩くので、東北や信越から来る人が多い上野駅で眺めていると、なんとなくどこから来たのかわかる気がします。

 ロシアでも都会に属するウラジオストクと比べて、シベリア内陸の人たちは体型が違うように感じます。ウラジオストクの人たちは小柄に感じます。

 一つは急な坂道が多い街を歩いていることと、魚を食べる土地柄もあって、あまり脂肪がついていないからかもしれませんが、シベリア内陸の人たちに比べると華奢な感じがします。何より、体をフルに使って生活している人たちと、そうでない人たちの違いかもしれません。

 個人的な印象ですが、っはおやを見れば娘の将来の姿が分かる気もします。また、体格のご立派なお母さんはおおむね人がらもおおらかで、娘さんも似た性格を持っているものです。カリカリ神経質になりながらスレンダーでいるか、のびのびと太るかの選択というのは極端にしても、余計な神経を使いたくないものです。

 結婚後、日本に来てから太る奥様形も少なくありませんが、日本食は太りにくいといっても食べる量が違いますし、太りそうなこってりしたものを好みますから”太るに決まっているだろう!”。

 でも、意外に多いのが心的ストレスから太る人たちで、環境の変化やなれない生活習慣、束縛の多い日本の生活でいらだってやけ食いのパターンは少なくありません。

 心的ストレスかどうかはわかりませんが、おおむね日本男性たちは太ります。ロシア風の食事が多くなることからだろうか?女房の圧力で夫がやけ食いか?いろいろ原因はあるでしょうが、神経すり減らしてげっそりしているよりはましかもしれません。

 男性がダイエットを気にすることを「男らしくない」と毛嫌いするロシア人は多いですが、だらしなく太るとこれまた「怠け者」と思われてしまうので、自分の健康維持のための運動は不可欠でしょう。確かにダイエットのためよりも健康のための運動と言うほうが前向きだと思います。

06.4/13