カルチャー教室
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市町村合併もひと段落を見せる昨今。行政の合併によって無駄の見直しがされていますが、それぞれの市町村が主催するカルチャー教室は減るどころか、合併によって増えることで住民には新しい分野への挑戦の機会が増えていることでしょう。大いに利用していただきたいものです。 外国人が多い土地や都道府県では、外国人向けに日本語教室を催しているところもあり、会員さんには行政が主宰する日本語教室を利用するよう進めています。こうした行政主催の日本語教室の多くは無料かテキスト代程度の授業料で学べますし、日本の在留資格を持っている外国人が中心なので、安心して学ばせることができます。 より高い日本語能力を求めるのでしたら、私立の日本語学校が良いのでしょうが、こうした学校には日本の在留資格目当てで、実際は働きに来ている外国人も多く、中には腐ったミカンもいます。日本語検定を受検するなど、しっかりした目的を持っていない限りお薦めはできません。 学んだことと教わったことでは身につき方が違います。日本語教室に行ったところで簡単に日本語が身につくわけではないでしょうが、いろいろな人と接することで会話は身についてきます。「日本で暮らす外国人」という共感から、母国語が異なる者達が日本語で話をする。こうした中で家族ぐるみで交際できる友達も生まれてきます。 日本語教室がない場合でも、一緒に楽しめる趣味を見つけることはとても重要なことで、はたして自分達に何が共通の楽しみになるのか?これも経験してみないとわからないものです。行政主宰のカルチャー教室なら、まず体験してみてお互いの反応を見て、そこでより高いものを目指すなら個人がやっている教室に行って授業料を支払って身につけることが効率的でしょう。言葉を用いずとも同じ目的を共有できることは日本人同士のカップルでも重要なことだと思います。 英会話、絵画、コーラス、写真、いけばな、書道、お茶、いけばな、などの文化的な教室から、テニス、バレーボール、バトミントン、社交ダンスなどの体を動かす教室まで、どこの行政でも多様なカルチャー教室を持っているものですが、日常に追われて意外と気がついていないものです。 「できる」「できない」あるいは「経験がある」「やったことがない」なら「できない」「やったことがない」ことこそ幸いで、これからできるようになる絶好のチャンスです。「楽しみ」は自分達で見つけるもので、誰かが与えてくれることはありませんし、ゲームセンターのようにお金で買うものでもありません。一緒に新しいことを一緒に始めるなんて面白いと思いませんか? 引っ込んでいては国際カップルはなかなか周囲に認めてもらえないので、積極的にいろいろ挑戦することで地域の中の自分達のスタンスも得られるでしょう。なにより、社会的に認知されることはパートナーにとって何より嬉しいことでしょう。行政だってカルチャー教室の利用率が上がって嬉しいでしょう。 文化サークルなどは年配者が多いことでしょうが、年配者の持つ人生経験と落ち着きはカップルにとっても頼りになるもので、相談相手としても今後の人生に大きな影響をもたらすものです。家族ぐるみで付き合える人たちとの出会いはとても大切なことです。「二人だけの世界」は結婚までの憧れでしょうが、現実には他の人々の力を借りて成り立っているものです。夫婦間では近すぎるが故のいさかいもあるので、一歩離れて自分達を見守ってくれる人たちが存在することはとてもありがたいことです。 幼い子供がそうであるように、会話は外との接触する中で身についていくものです。夫婦間や家庭の中だけの会話など範囲が限られていますし、お互いの甘えの中で理解力も深まらないものです。距離感が異なる趣味を共通する人たちとの関わりの中でいつの間にか日本語も身についているものです。 結婚に向けて第一歩を踏み出すことはとても勇気がいることですが、カルチャー教室などで新しい挑戦をしようと一歩踏み出すことも勇気が必要です。「めんどくさい、仕事が忙しい」と理由をつけては敬遠しがちですが、職場や既存交友関係のように自分が保護されていない世界との接触への恐怖感ではありませんか?この一歩も大きな一歩になるかもしれません。 「夫婦一緒に何かをする」日本的コンサバティブでは気恥ずかしいことかもしれませんが、時代は変わっていますし、何しろ国際結婚そのものがそんな伝統をぶち壊して成り立つものですし、新しい夫婦間を構築することですから、大いに仲の良いところを見せ付けて良いと思っています。 ついついかわいいものですから、心配のあまり外に出したくないなど「独占欲」と「嫉妬」にさいなまれることもあるでしょうが、「家庭の外の世界で自分の魅力を再認識してもらおう」と前向きになってみてください。一緒に試行錯誤することが大切なことで、心のつながりはこうした中から育ってきます。 06.5/24 |