お風呂
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温泉大好きな日本人、お風呂に対する愛着もひとしおです。ところが、日本のお風呂に対する文化は独特なものですから、と言うより、それぞれの国でお風呂のマナーが違うので風呂に関するトラブルは多いものです。 尾費¥風呂トラブルでよく知られていることと言えば、ロシア人の船員がよく立ち寄る北海道の温泉センターで、ロシア人のマナーの悪さに辟易したセンターが”ロシア人入浴お断り”にしたところ、横暴だ、人種差別だ、自分達の啓蒙が足りないなどの非難を受けたことがありました。 石鹸の泡だらけの体で湯船に飛び込む、大浴場で泳ぐ、備品のシャンプーや桶を散らかす。子供じゃあるまいしどういう育ちかたをしてきたんだ?と、風呂を公共教育の場と考える日本人なら腹が立つのも道理です。 お風呂の入り方を絵入りで説明したプレートなどを館内に張って、ロシア人入浴者にお風呂の入り方などを説明するようになったそうですが、ロシア人が日本に来る時にはVISAが必要なんですから、日本紹介の小冊子のようなものを作ってVISAと一緒に配布すれば随分効果があるようにも思えます。闇に消えている外務省予算のほんの一部でできると思うのですが。 日本で銭湯生活を経験したロシア人の友人が言うには、日本人は銭湯に外国人がいると必ず股間をのぞきに来る。と、笑っていました。銭湯に限らずトイレなどでそんな経験をしたと、他の外国人も同じようなことを言います。日本人が劣等感持っている部分なので興味を持つのもわからなくはないのですが、その前と後ろのほうが重要だと思うのだけど。 日本のアパートに良くあるユニットバス。浴室スペースに工場で規格大量生産した防水機能を持つFRPのカプセルを設置し、その中に風呂やシャワーやトイレなどを収めてします効率の良いシステムですが、建物の躯体とFRPのシェルの間に若干の隙間ができます。これが悪く作用するとユニットバスの音がこの隙間で反響して他の部屋に響くことがあります。 お風呂の中でオナラをしたらユニットバスのシェルを振動させて、他の部屋まで音が聞こえたと言うアパートに住んでいた友人がいます。その後の彼の調査では湯船のそこにお尻をつけてブーっとやると、湯船伝いに振動がシェルに伝わり、ユニットバスそのものがオナラの音増幅装置になっていることを発見したそうです。少しお尻を持ち上げてオナラをすると湯船の水がその振動を食い止めるそうです。日本に留学しなければこんなこと発見できなかったでしょう。 家庭のお風呂でよくあるトラブルは、追い炊き式のお風呂で自分が使った後お湯を抜かれてしまうこと。毎度お湯を抜かれてしまっては水道代やお湯を沸かす光熱費がたまったものではありません。こうしたお風呂の家庭は事前によく説明しておく必要があると思います。 ロシア人の感覚からすれば人が入って汚れたお湯に入るのは・・・、と感覚の違いがあるので、慣れてもらうしかないのですが、いきなり予告無しではトラブルになるので、事前に説明することが重要です。 基本的にシャワー文化なので湯船に浸かることはあまりしない人たちですが、なれてくると日本の風呂文化のよさを理解します。暖房g貧弱で冬寒い日本の家屋で数少ない全身暖房がお風呂ですし、特に夏、蒸し暑い気候の中で風呂に浸かって汗を流すことの快適さは経験してわかることでしょう。 ロシアではバーニャと呼ばれるサウナがあり、田舎では家にありますし、市街地でもサウナ施設そのものを借り切って家族でサウナを楽しむ文化があります。蒸し風呂や水風呂にくつろげるラウンジなどを備えており、日本の大浴場のように不特定多数ではなく家族や友人同士で過ごす場所です。 ところが、混浴と言う概念がないので、結婚後に風呂に入っている妻に「お背中お流しいたしましょう」と入っていったら大騒ぎになったなんて話もよく耳にします。子供ができればできた出、娘が父親と一緒に風呂に入ることを嫌がる女性もいます。娘が男性の前で裸になることに抵抗がなくなるからだと母親は懸念します。その反面、自分が海水浴場でスケスケ水着を着ていることに全然抵抗がないのですから、理解不能な民族です。 自分で見本を示して見せるのが一番理解への近道なのですが、男女の場合お風呂に関しては難しいものがあります。身近にお風呂のマナーに手馴れた同じ国の女性がいれば随分手助けになるのですが、こうした人を事前に探しておくことも交流の輪を広げる良いきっかけになることと思います。 お風呂問題はそれぞれの家庭でそれぞれ微妙に異なるので、”ロシア人は”という区分けは難しいのですが、落としどころを見つけるのはそれぞれの裁量で、「日本じゃこれが当たり前!」とうなっても何も解決になりません。 |
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ウラジオストクのアパートの浴室。ほとんどの家庭が湯船を持っていますが、湯船にお湯を張って風呂に入ることは少ないです。 一般的にお湯が火力発電所から供給されていたり、アパート全体で急騰設備を持っているなどの中央システムですが、お湯がでるときもあれば、出ないときがほとんどです。 いつでも蛇口をひねればお湯が出る日本の給湯システムと異なりますが、エネルギー効率を考えると中央システムは大きな節約になります。 風呂にガス湯沸かし器などをつけて、いつでもお湯を使えるようにするのは個人の費用でやることです。 ウラジオストクの老朽化した水道システムは断水もしばしば起こるので、湯船が生活水をためておく場所になっている過程も珍しくありませんし、浴室の天井付近に水タンクを設置して、シャワー用の水を確保している家庭もあります。 アパートの管理側はこうしたことを一切タッチしないので、”自分でやる”が基本中の基本。パートを借りる時にお湯や水が出るかを確認するのも重要です。自分の生活は自分で守る。 お風呂文化の違いなど些細なことで乗り越えられないはずはありません。あまり悩まないように。 |
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06.3/4 |