ユル・ブリンナー
| 2年前のコラムでロマノフ王朝の皇女アナスターシアについて紹介しました。ディズニーのアニメ映画にもなって興味を持った方も多いかと思います。 1956年にイングリットバーグマンが主演の映画「追想」が製作されましたが、その現代は「Anastasia」皇女アナスターシアにまつわる映画です。この映画にペテン師のボーニン役で名優ユル・ブリンナー(1915年7月11日〜1985年10月10日)が出演しています。 ユル・ブリンナーといえば独特のスキンヘッドで「十戒」や「王様と私」や「荒野の七人」などで活躍する姿を思い浮かべることでしょう。 よくよく思い返してみるとスキンヘッド以外にも独特な風貌を持った役者でした。「十戒」ではエジプトの王を演じていましたが、エジプト人のようにも見えましたし、「王様と私」ではタイの皇太子を演じていましたが、見ているうちにシャムの王様に見えてしまいました。西洋人といえば西洋人に見えますし、不思議な役者さんでした。 ユル・ブリンナーは幼少のころに京都に住んでいたことがあるそうで、日本にもなじみの深い役者でした。その生い立ちにも諸説がありますがソビエト生まれといわれていました。一説には樺太生まれの日本人とのハーフという説もありました。 |
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1989年にユル・ブリンナーの息子が彼についての本を出版して、生まれたのはウラジオストクということが判明しました。 彼の息子の書いた本によれば、父親はモンゴル系スイス人、母親はユダヤ系ロシア人でウラジオストクで生まれたのだそうです。ロシア名ユーリー・イワノビッチ・ブリネル。 ルーマニアのジプシーの血を引くとか、オーストリアのアジア人の血を引く、フランスのジプシー、ウクライナのコサックなどいろいろな説があったのは彼の容姿のみならず出生もミステリーにすることで人々の注目を集めるためだったようです。 |
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左の写真はユル・ブリンナーが生まれた家だそうです。トランバイ(路面電車)の架線が写っているので、スベトランスカヤ通りから極東技術大学に向かうあたりだと思います。 この石垣は見覚えがあるので、革命戦士広場の近くのような気もします。 現在は船会社の事務所になっているようです。ブリネル家もまだウラジオストクに親戚が残っているそうです。帝政ロシア時代には貿易商をしていた家系だそうです。 ウラジオストクに赴いた時にはこの家を探してみてください。 |
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05.11/19 |