正面
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「冬ソナ」から始まった韓流ドラマブームだとかで、各局が韓国のテレビドラマを放送しています。美男美女の俳優にこちらが期待するようなストーリー、心に思っていてもおよそ口に出していえない濃い台詞。わかりやすくてよいのですが、同じものを日本で作ったら物笑いの種になってしまうでしょう。正面きって向かい合うことが恥ずかしいなんて、こちらのほうがおかしいのかもしれません。 複雑になりすぎてしまった日本というべきが、先読みしすぎるというのか、シャイなのか打算の空回りか?もっとシンプルになりましょうよ。好きなら好きって言えばいいじゃないかと人様に言えるようになったのは結婚してからで、ハイ、私もその一言がいえない野暮な男でした。 野暮な男の心意気をわかってくれるのは同じ野暮な男だけで、可憐な女性は映画やドラマの登場人物には理解を示しても、目の前にいる純真野暮な男など眼中に入れてくれません。 韓流ドラマのようにイケメンの美男子が野暮とも思える台詞をはいても”情熱”と受け止めていただけるのですが、そうでない大多数が同じ台詞をはいたところで、落ちはどうなるの?どこで笑わせてくれるの?ですから、世の中平等なんて嘘っぱちです。 ”情熱”と”執着”を勘違いした者達がストーカー騒動を起こしますし、うっかり惚れることもままならず、恋愛の規制緩和はくるのでしょうか? 以前、コラムの”キムチの気持ち”の中で、ウラジオストクで奮闘した韓国男性のことを書きましたが、同じ土俵で女性を取り合った場合、韓国男性には勝てないだろうなという気がします。違いは”押し”です。 地続きで隣国と接する大陸や半島と、島国の違いなのでしょうか?遊牧民族と農耕民族の違いなんでしょうか?男性が押して押して何ぼで、引いたら女性はついてきてくれません。細かな駆け引きよりも正面きって押して何ぼです。 思うようにならないとスネる、ふてくされる、日本女性は寛容に受け止めてくれるのでしょうが、これは大人の男のやることではないので絶対見せてはならない”弱さ”です。ウラジオストクではしばしば”日本の男性は子供っぽい”と噂になりますが、日本男性の悪い癖として評判らしいです。 ロシア女性に限らず、女性は男をじらすもので、これも彼女らが男性を試す試練なのでしょうか?思えば随分この焦らしで自滅してきたものでした。実らぬ恋はつらい自問自答の日々です。 男が男でいられない不可思議な男女平等が跋扈する昨今の日本ですが、社会的には”平等”はあっても生物的には異なる”性”でそれぞれの”役割”を持っているものです。合理性を追求してしまえばウシなどの家畜のように優秀遺伝子を持つオスだけ残して、後は淘汰されかねません。 そうならないためにも”結婚”というシステムはとても意味を持つ社会的な契約なので、軽んじてはならないと思います。 恋愛上手な人はどこかしら意地悪で自己中心的と見えるのはもてない男のやっかみでしょうが、やっかみついでに、こうした男性ほどしょうもない女性と収まるものです。そうあってほしいし、そうでなければ情けなくてやってられません。つまり、正面きって押しよって来る女性の押し切られるんでしょうね。 あるロシアの母が言うには、なぜ男性にとことん言い寄らせて結婚することが良いのか?”自分のことを愛してくれて、なりふり構わず押しよってくる男性なら、家庭のためにも国のためにもなりふり構わず働くし尽くすでしょう。一番重要なときに当てにならない男性と結婚したくないから、いろいろ仕掛けるのも女性の本能”なんだとか。 ふと思うのですが、逆に1人の男性が一生をかけて投げかけてくる愛情に対して、真正面から受け止められる度量を持った女性がはたして今の日本にどのくらい存在するものだろうか?そろそろ、軽薄短小の時代が終焉するころかもしれません。 05.11/28 |