清掃

 外国に行って帰ってくると、日本は道路などの公共的な場所にゴミの少ない国だと感じます。日本の視線から見ればまだまだ”ゴミだらけ”に見えますが、よその目で見ればきれいな国です。

 ゴミが散らかっているのは民度の成熟度に関わることなので、清潔にしたいものですが、散らかった部屋もまた落ち着くものです。奥様が里帰りすると部屋を散らかしてくつろぐ夫達も多いものです。

 ロシア女性が来日するとまず感じることが「部屋が汚い!」男性の一人暮らしならなおさらです。実は私も始めて女性を招待した時に言われました。知り合いの中には来日直前にプロの清掃会社を頼んで、自分の住むアパートの部屋を掃除してもらった人もいます。

 が、散らかっていると言う感覚にも微妙な差があります。

 ロシアの家庭を訪問してみればわかりますが、余計な物は家具などの収納の中に閉まって表に出ていません。大きなテーブルの上にせいぜい花が飾ってあるだけです。日本の家の中にはいろいろ物も多く、収納スペースも不足していますから雑然としていて「散らかっている」と感じるようです。

 掃除大好きの女性の餌食になりやすいのは「コレクション」ですから、収集癖のある方は見栄えよくまとめる術を身につけてください。

 ソビエト時代はゴミ一つ落ちていないような国だったのに、ソビエトが崩壊して混沌としていた時代は街中にゴミがまうようなロシアでした。やがて世情が落ち着いてくるに従い街中も清潔になってきました。

 道路のゴミ拾いをする市民。こんな姿でゴミ拾いをしているとボランティアに見えますが、政府がパートタイムの仕事として発注することもあるそうです。

 制服社会に見えるロシアですが、お堅い役所くらいのもので、銀行でも病院でも普段着で仕事をしているので、どれが係りで誰が客なのかわからないこともあります。

 こうした仕事に従事している北朝鮮からの出稼ぎ労働者も多く見受けられますが、写真の二人の女性はロシア人です。

 ウラジオストクの道路を走っていて気になったことがあります。喫煙しながら運転してそのままポイ捨てする女性が多かったこと。道路が渋滞して怒鳴っているのはだいたい女性という国ですからそれもありなんでしょうが、あまり目にしたくない光景です。

05.9/8