リメイク
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日本人の心の琴線に触れるロシアのメロディー。哀愁を帯びたメロディーラインは心地よいものです。 ロシアでも世代によって流行歌の違いはありますが、良い歌は世代を超えて愛されるものです。 若い世代にとってポップスはダンスを伴うもので、リズミカルな要素を要求します。ユーロビートのリズムやジャズと、帝政ロシア時代の音楽やソビエト時代の音楽の融合によるリメイクはこのところ良く行われています。 元々メロディーラインのしっかりした音楽なので聞いていてもきれいな曲調ですし、ダンスを踊るにしても裏拍子を取るユーロビートなのでステップも刻みやすい。どちらでも楽しめます。 日本では世代によって流行音楽の壁のような断絶がありますが、良い音楽は歌い継がれクラシックとなっていくものです。ひところの日本でも、70年代フォークがデジタルなリズムとシンセサイザーで若い世代によって復刻した時代がありましたが、流行はすぐに廃れてしまいます。 |
| 以前、「Зачем
тебя я, милый мой, узнала 「君知りて」の21世紀バージョンはもっとポップでダンスミュージックとしてよみがえっています。♪ここをクリック♪。多くの若い世代は19世紀から歌い継がれた歌とは知らずに新しいメロディーとして親しんでいます。 コンピューター打ち込みのリズムとシンセサイザーと言う近代楽器に、ガルモニ(ロシアのアコーディオン)の融合もまた新鮮です。 若い世代はダンスの友として、そうでない世代はそれなりに、ひとつの歌が多様な楽しみをもたらしてくれるものです。世代が違うからとまるで異文化を拒むような扱いをするより、自分たちの世代にリメイクして楽しむほうが創造的です。 日本の民謡なども口承伝承されていくうちに、原型とは異なる形になりながら、多様なバージョンを生み出し広まっていったものです。本来、歌などそうやって時代に問いながら生き残っていくものです。 ベートーヴェンの「エリーゼのために」が「キッスは目にして」になってツイスト音楽になっても、目くじら立てるほどのことではないと思います。「格調」や「権威」はそれを重んずる人たちが守ればよいのですし、「こういう楽しみ方もある」と時代に合わせた提案もまた面白いものです。画一的な視線にとらわれ何も考えないよりは良いでしょう。 05.07/16 |