国家主義者?
|
国家主義、民族主義が「悪」のように思われがちな日本ですが、そう言いながらも案外当人が気がつかないだけで日本人ほど国家主義であったり民族主義にどっぷっりつかっているのかもしれません。 かつて東西冷戦という冷たい精神的な戦争がありましたが、アメリカ嫌いのロシア人は今でも多いです。ユーゴ問題の渦中にウラジオストクに行ったときには、「アメリカ人とイヌの立ち入りを禁止する」と看板を掲げたレストランやタクシーがありました。 犬はともかくとしてアメリカ人などウラジオストクにはほとんどいないのですから看板掲げるほどのことではないと思いますが、同じ東方正教会のセルビアにシンパシーを持つロシア人にとってカトリックのクロアチアはまだしも、イスラムにまで加担するアメリカを腹立たしく思っていたようです。 私の友人なども、ウラジオストクにハンバーガーショップができれば、中国のミミズの肉で作ったハンバーグを売っているとか、心臓に脂肪がついて早死にすると噂が流れ、ハリケーンのカトリーナ(ロシアで言うならエカテリーナ)で多数の被害者が出れば、「あれはアメリカが石油の値段を吊り上げるためにあえて被害を大きくした」と、原油高で一番潤っているのはロシアのくせにボロクソに非難しています。 ジーンズはだらしなく脂肪太りしたアメリカ人が体を締め付けるために着る服なのだそうで、ロシア人には受け入れられないといってますが、最近ジーンズが流行っています。数年前まで夜の市街地で明かりのともった看板があったのはアピュテカ(薬局)とリーバイスの看板くらいのものでした。 日本に対して、ロシアがどれだけ進んでいるかを語る彼らの言い分も面白いもので、「ハリウッドの映画は日本よりも先にロシアで封切られる」のだそうです。日本発祥のレンタルビデオ店に言っても並んでいるのはハリウッド映画ばかり。向こうでロシア映画のビデオやDVDを買いに行けばお薦めはハリウッド映画。言ってることとやってることが噛み合っていません。 つまり、「平和」だってことなのでバカボンのパパではありませんが、「これでいいのだ!」と眺めています。 サッカーワールドカップ出場がほぼ絶望的になったロシアですが、イングランドのサッカーチーム・チェルシーをロシアの石油会社が買収したり、要はオイルマネーで得た利益を国外に持ち出しているのですが、友人いわく「イングランドのサッカーはロシアのおかげで成り立っている」のだとか。 彼の計画しているロシアサッカー世界制服計画によると、石油でもうけたお金で世界の名プレーヤーをロシアに集めて、ロシア国籍をとらせてワールドカップを制覇するそうで、日本人では稲本が彼の世界制服計画の候補に上げられています。 プロですから良いオファーがあればロシアに来るでしょうが、ロシア国籍までは取らないだろうというと「ロシアは世界で一番女性が美しい国です!」これでなびいていくのは日本のおぢさんくらいのものだと思うのですが。 私と彼の計画ではシベリア横断の新幹線を日本が作って、その代わり北方領土とサハリンとアリューシャン列島を日本に帰してもらい、ついでに将来性のあるスポーツ選手やアーティストを択捉に移住させてそのまま日本国籍にしてオリンピックなどで活躍してもらうと言う壮大なもので、われわれの合意はとれているのですが、両国政府はまったく動いていません。 USAやオーストラリアはじめロシア出身で他の国に移り住んだアスリートが活躍している国はたくさんあります。確か、移住してから5年以上経過しない場合は、前の国籍の国の出場認可がなければオリンピックに出られないと記憶しています。卓球の小山知礼選手やソフトボールの宇津木麗華選手は中国の認可がなくでオリンピックに出場できない時代がありました。 このあたりはロシアはおおらかなのか、出たければ出ていいよこちらにはもっとすごい選手がいるからという余裕なのでしょうか、元ロシア人だった選手が活躍する国は多いです。 05.10/13 |